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虫歯の進行度合い

2022年2月16日

高校生の頃、知り合いの歯医者さんに「熱いものがしみる」と話したところ、「熱いものがしみるって、けっこうやばいよ。すぐに来て」と脅されました。
慌ててその歯医者さんに行ったところ、本当に大きな虫歯になっていました。

「歯に熱いものがしみる=大きな虫歯になっている」
という公式がインプットされていたのですが、本当のところはどうなのでしょうか。虫歯の進行と症状の関係について、少しお話したいと思います。

前回お伝えしたように、虫歯は虫歯の原因菌、通称ミュータンス菌と呼ばれる細菌に感染することにより起こります。
そして、この細菌の感染度合により虫歯の大きさや呼び名が変わってきます。

歯科医院の定期検診などにいくと、歯医者さんが、歯を診ながら「C1」、「C2」、「C3」、「C4」と呪文のような言葉を言っているのを聞いたことがありませんか?
実は、虫歯の段階を表す言葉なのです。

まずは「C1」と呼ばれる段階ですが、これは虫歯の一番初期の段階で、虫歯が歯の表面の「エナメル質」にできている状態です。
この段階では痛みを感じることがありません。
その次が「C2」と呼ばれる段階で、「C1」より少し進んだ虫歯です。
歯の「エナメル質の」下にある「象牙質」と呼ばれる組織まで虫歯が進んでおり、ここには歯の神経に通じる細い管がたくさんあります。そのため、甘いものや冷たいものが時々しみて、痛くなることがあります。この「象牙質」は「エナメル質」と比べ軟らかいため、ここで虫歯が大きくなってしまうことがあります。

さらに虫歯が進むと、「C3」と呼ばれる段階に入ります。
これは、「象牙質」を突き抜けて、「歯髄」と呼ばれる歯の神経にまで虫歯がとどいてしまった状態です。この段階になると、冷たいもの、甘いものだけでなく、熱いものまでしみるようになります。
「C3」では、食べ物が虫歯の穴に入ると「ズキッ」と痛んだり、何もしていないのに痛んだりするようになります。これを私たちは自発痛などと呼んでいます。これは、「歯髄」が炎症を起こしているために起こる現象です。こうなってしまうと神経を抜いてしまうしかありません。この治療については後日お伝えします。

「C4」の段階まで行くと、かなり大変な虫歯です。歯の根っこしか残っていない状態です。これを残根などと呼んでいます。この段階の虫歯を放置しておくと、根っこの先に膿(うみ)の袋ができてしまい、あごや顔がはれてしまうこともあります。
虫歯ができてしまった場合、大切なのは、できるだけ早く歯医者さんにかかることです。
痛み止め等で一時的に痛みが治まっても、根本的に治っているわけではありません。
予防は治療に勝ります。いいづか歯科では、皆さんが歯科検診などを定期的に受けて、虫歯のない健康的な歯を守るようお勧めしています。

年末年始の休診について

2021年12月25日


いいづか歯科では12/28(火)~1/3(月)まで年末年始の休診日といたします。
12/29~1/3までの救急対応は休日歯科診療所022-261-7345(10:00~15:30)へご連絡下さい。
旧年中のご厚情に感謝申し上げますと共に、新年を穏やかに迎えられることをスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。

新型コロナウィルス感染症やインフルエンザ予防に効果的な口腔ケア

2021年10月15日

新型コロナ感染症やインフルエンザ対策とお口の関係とは?
これらの対策として、まず思い浮かぶのは手洗いやうがい、マスク、ワクチン接種ですが、あまり知られていないのが、口腔ケアです。

口腔ケアで感染確率が10分の1以下に!

お口には食べる、話す、呼吸するといった役割がありますが、お口は細菌やウイルスの入り口でもあります。そして、新型コロナウィルス感染症に加え、この季節に猛威をふるうのがインフルエンザウイルスです。
 予防対策としては、手洗いやうがい、マスク、手指消毒、ワクチン接種などがありますが、口腔ケアも、予防に有効なことをご存じでしょうか。

 ある調査では、介護施設で高齢者を対象に、歯科衛生士が口腔ケア(口腔清掃や清掃の指導)を実施したところ、通常の口腔清掃をしていた施設に比べ、予防接種の有無にかかわらずインフルエンザの発症が10分の1以下に抑えられた、という報告もあるほどです。

歯周病菌の出す酵素が 感染を助長

お口の中には、約700種類もの細菌が生息しており、これらの細菌は唾液中に酵素を出しています。「プロテアーゼ」や「ノイラミニダーゼ」といった酵素には、口やのどの粘膜を保護しているたんぱく質を破壊する作用があるため、口の中が不衛生で細菌が多い状態が続くと、のどの粘膜が荒れてきます。その結果、さまざまなウイルスがのどの粘膜に取り付きやすくなり、取り付いたウイルスが体内に入り込んでしまい発症してしまうのです。
 特に、歯周病菌が出す酵素は抗ウイルス薬では抑制できないため口腔内を不潔にしておくと、多くの感染を助長します。

お口の中は細菌にとって天国

 お口の中の体温は、通常37℃前後に保たれており、唾液によって潤っています。ここに細菌の栄養分となる食べかすなどが常にあると、温度、湿度、栄養の条件が揃っているお口の中は、細菌が繁殖するには最適な環境となります。
 唾液には口腔内を自浄する作用がありますが、特に唾液の分泌が減少し、咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ )機能の低下で口腔内が乾燥しているご高齢の方は、お口の中が汚れやすくなっています。また、免疫力も低下していますから、お口の衛生状態が良くないと多くのウイルスに感染しやすく、感染した場合は、重症化する危険性が高くなります。

 口腔内の細菌は、歯の表面だけではなく舌やのどの粘膜にも多く存在しています。予防には手洗い・うがい・マスク・予防接種等とともに、適切な口腔ケアを行い、口腔内の細菌数を減少させることも大切です。

 宮城県仙台市のいいづか歯科では青葉区や八幡地区の方々のみならず、多くの方が口腔ケアの重要性を知り、幸せな生活を送ることができるよう、祈っております。

お盆中も診療をしています

2021年8月7日

いいづか歯科ではお盆中でも診療を行っておりますが、夜中に急に歯が痛みだしたり、仕事中や休暇中に激痛に襲われたりしたことのある方も、けっこういらっしゃるのではないでしょうか。もちろん、すぐに歯医者さんに駆け込めればそれに越したことはありません。でも、そうできないときもけっこうありますよね。そんなとき、まずはどんな応急処置をしたらいいのでしょうか。簡単にできる具体的な方法を少し覚えておきましょう。まず、一番簡単な方法は、市販の痛み止めを飲むことです。たいていのお家には痛み止めが常備してあると思いますから、注意事項にそって服用し、痛みを一時的に抑えましょう。そうすることで、歯科医院に行くまでの少しの時間、なんとかしのぐことができます。また、痛みがあり炎症が起こっていると思われる部分を、冷たいもので冷やすのも有効です。歯の痛みは、歯の中の血流が増して血管が膨れ、神経を圧迫することによって起こります。血液の流れを遅くすることにより、痛みを和らげることができるのです。具体的には「冷えピタ」などを張って外側から冷やす方法と、冷水や氷を口に含んで、歯を直接冷やす方法があります。さて、歯痛の原因はさまざまですが、実は食べカスが痛みを増幅させていることもあります。食べカスが虫歯の穴や、歯茎に詰まっていると、歯の神経を圧迫してしまうのです。その場合は、歯ブラシなどで「注意深く」食べカスを取り除くことで、痛みを軽減できることがあります。最後に、日本人にはおなじみの「正露丸」を使った方法があります。意外にも「正露丸」の効能の一つには、歯の痛みを抑えることがあります。ですから「正露丸」を適量取り、虫歯の箇所に詰めることによっても、痛みを一時的に抑えることができます。ギュウギュウに詰めると痛みが増すことがありますので注意が必要ですし、独特の臭いと味、色がお口の中に広がるのでおすすめできる方法ではありませんが。上にあげた方法は、どれも簡単で、すぐできるものですが、あくまでも応急措置に過ぎません。ちょっとしたケガのように自然治癒することはありません。虫歯があるということは、歯が虫歯の原因菌に感染しているということですから、早めに治療して、感染を食い止めなければなりません。歯が痛む時にしてはいけないことは1・激しい運動 2・入浴 3・喫煙 4・飲酒 5・炭酸や甘味の摂取です。どれも血流を増加させたり、歯に刺激をあたえたりと痛みが増大します。中でも飲酒は、一次的には痛みが治まりますが、後々強い痛みが襲ってきます。虫歯になってしまった方の多くは、何もしていなくても歯がズキズキと痛む、という段階になって初めて歯科医院を訪れるようです。しかし、この段階では、たいてい「歯髄」と呼ばれる、歯の神経まで虫歯が達してしまっている状態です。多くの場合は神経を抜かなければいけません。仙台市青葉区八幡のいいづか歯科では、お盆中でも皆様が安心してお過ごしいただけるよう診療を行っております。

いいづか歯科のお盆診療

2021年7月14日
いいづか歯科では、規模は縮小しておりますが
お盆中も通常通りのお時間で診療を行っております。
急なお痛みやお困りごとなども柔軟に対応致します。

いいづか歯科では青葉区八幡の皆様のみならず、全ての患者様がお口の事を心配せずにお盆をお過ごしいただけるよう祈っております。

お口の中で行われる壮大な交代劇

2021年5月12日

お子様のお口の中で起こっている壮大な交代劇!かわいいお子さんたちも6歳くらいになると、体に大きな変化を経験するようになります。骨格が成長し、それに伴って歯も乳歯から永久歯に生え変わっていきます。そして、この変化によってこれまで噛めなかったような硬いものもしっかり噛めるようになり、十分な栄養を体が吸収できるようになるのです。というのも乳歯は石灰化が不十分で柔らかいですし、当然ながら、永久歯に比べて大きさも一回り小さいです。また、もう1つ付け加えておくと、乳歯は色が白いですが、永久歯は黄色っぽい色をしています。6歳から始まり、12歳まで続くこのプロセスをよく調べてみると、前もって設計されていたように、ある段階になると、乳歯が生え変わりはじめる非常にドラマティックな過程であることがわかります。永久歯のもととなる歯胚(しはい)は実は妊娠3ヶ月後〜5ヶ月後にすでにあごの中で作られ始めます。歯胚は何年もの時間をかけて形成され、子供が6歳になったころに生え変わりの第一弾が始まります。永久歯の歯冠部が完成すると、乳歯の根本を溶かす細胞が働き始め、乳歯はグラグラし始めます。以前は歯がグラグラしているときに、そこに糸を巻きつけて引っ張って乳歯を抜いたら良い、と信じられていました。しかし、実はそんなに焦って乳歯を抜く必要はありません。時間が経てば自然と、舌でさわったくらいの力でポロッと落ちますから焦らないようにしましょう。無理に抜こうとすると過度の出血、痛みを伴うことがありますので、親御さんの方々には是非こうした点を覚えておいていただきたいと思います。ただ、このプロセスの中で、例えば永久歯が本来なら下から生えてこなければならないのに、離れた場所から生えてきたり、あるいはなかなか乳歯がグラグラせずに抜けないとか、さらには乳歯が虫歯でボロボロの場合、乳歯がそのまま残ってしまったりすることがあります。そんな場合には歯科医院に足を運んでいただき、歯医者さんのアドバイスを受けることをおすすめいたします。この時期の生え変わりは後々まで影響を及ぼしますので、歯科のチェックを気軽に受けましょう。いいづか歯科では、お子様のお口の中で起こっているドラマティックな交代劇がスムーズに行えるように、その後のお子様がお口の事で心配事のない人生を送ることができるように祈っています。

求!真面目な野心家1

2021年1月27日

求!真面目な野心家の歯科衛生士と歯科助手!いいづか歯科では増員に伴い、歯科衛生士と歯科助手を募集しています。歯科医師5名、歯科衛生士8名、受付1名、事務長1名が在籍しています。コロナ関連の対策もしっかり行った上で診療を行っていますので、コロナ渦の昨年も患者数を減らすことなく診療できました。消毒滅菌体制は歯科医院の最低限の安全保障だといいづか歯科は考えています。設備はエアフローを6台、CT、セレック、マイクロスコープをはじめ滅菌器具もDAC各種などを取りそろえています。予防歯科、審美歯科、訪問歯科、小児歯科にも力を入れており、口育士の資格を併せ持つ歯科衛生士もいます。事務長が在籍していますので、書類整理や雑務が極端に少ないのも特徴です。つまり、歯科衛生士業務に集中できる環境です!福利厚生面では、スポーツジムの無料券をはじめ、制服貸与などはもちろんですが、有給休暇の取得もほぼ100%でプライベートの充実にも力を入れていますし、産休、育休、子の看護休暇などの取得実績もあります。もちろん男性職員も育休を取得しました。ミーティングにも時間をしっかり取っているので、症例検討や知識の習得も可能です。月に1回は午後の診療を休診にしたロングミーティングも行い、手技の取得やセミナーを実施しています。その他、条件面などご質問などがございましたら、DMもしくはお電話でお問い合わせください。まずは見学からお待ちしております!▷連絡先 022-342-0314▷Mail toiawase@iiduka-sika.com▷ https://youtu.be/WDQOOnowpbs

年末年始休診と急なお痛みについて

2020年12月25日

今年もあとわずかになりました。皆様には大変お世話になりました。

いいづか歯科は12月26日午後から1月4日まで休診とさせていただきます。

緊急診療先は

休日夜間歯科診療所(仙台歯科福祉プラザ    

仙台市青葉区五橋2-12-2(仙台市福祉プラザ12階) 

電話番号:022-261-7345

診療日 :12月29日~1月3日

診療時間:10:00~12:00 13:00~16:00(受付は終了30分前まで)

です。

新型コロナウィルス感染症対策のため、事前のお電話にご協力ください。

夜中に急に歯が痛みだしたり、仕事中に激痛に襲われたりしたことのある方も、けっこういらっしゃるのではないでしょうか。もちろん、すぐに歯医者さんに駆け込めればそれに越したことはありません。でも、そうできないときもけっこうありますよね。そんなとき、まずはどんな応急処置をしたらいいのでしょうか。簡単にできる具体的な方法を少し覚えておきましょう。

まず、一番簡単な方法は、市販の痛み止めを飲むことです。たいていのお家には痛み止めが常備してあると思いますから、注意事項にそって服用し、痛みを一時的に抑えましょう。そうすることで、歯科医院に行くまでの少しの時間、なんとかしのぐことができます。

また、痛みがあり炎症が起こっていると思われる部分を、冷たいもので冷やすのも有効です。歯の痛みは、歯の中の血流が増して血管が膨れ、神経を圧迫することによって起こります。血液の流れを遅くすることにより、痛みを和らげることができるのです。具体的には「冷えピタ」などを張って外側から冷やす方法と、冷水や氷を口に含んで、歯を直接冷やす方法があります。

さて、歯痛の原因はさまざまですが、実は食べカスが痛みを増幅させていることもあります。食べカスが虫歯の穴や、歯茎に詰まっていると、歯の神経を圧迫してしまうのです。その場合は、歯ブラシなどで「注意深く」食べカスを取り除くことで、痛みを軽減できることがあります。

最後に、日本人にはおなじみの「正露丸」を使った方法があります。

意外にも「正露丸」の効能の一つには、歯の痛みを抑えることがあります。ですから「正露丸」を適量取り、虫歯の箇所に詰めることによっても、痛みを一時的に抑えることができます。

ギュウギュウに詰めると痛みが増すことがありますので注意が必要ですし、独特の臭いと味、色がお口の中に広がるのでおすすめできる方法ではありませんが。

上にあげた方法は、どれも簡単で、すぐできるものですが、あくまでも応急措置に過ぎません。ちょっとしたケガのように自然治癒することはありません。

虫歯があるということは、歯が虫歯の原因菌に感染しているということですから、早めに治療して、感染を食い止めなければなりません。

歯が痛む時にしてはいけないことは

1・激しい運動 2・入浴 3・喫煙 4・飲酒 5・炭酸や甘味の摂取です。

どれも血流を増加させたり、歯に刺激をあたえたりと痛みが増大します。中でも飲酒は、一次的には痛みが治まりますが、後々強い痛みが襲ってきます。

虫歯になってしまった方の多くは、何もしていなくても歯がズキズキと痛む、という段階になって初めて歯科医院を訪れるようです。しかし、この段階では、たいてい「歯髄」と呼ばれる、歯の神経まで虫歯が達してしまっている状態です。

多くの場合は神経を抜かなければいけません。

いいづか歯科では、皆様が来年一年間を健やかにお過ごしいただけるよう心より願っております。あらためまして今年も1年間お世話になりました。

施設様で口腔ケアセミナーを開催しました。

2020年11月19日


いいづか歯科では訪問診療先施設のスタッフさん向けに、口腔ケアセミナーを行っています。先日も施設長の要請により、仙台市若林区にて口腔ケアの基本セミナーを開催しました。
今回は主任衛生士に代わり、訪問の中核スタッフによる発表です。初めての大役ですがそつなくこなしてくれました。
いいづか歯科では、施設のスタッフ様や入所者様がお口の事で悩みのないようにと願っています。

お盆中も診療を行っています。

2020年8月13日

いいづか歯科では、特別体制ではありますがお盆中も診療を行っております。お盆中の急なお痛みやお困りごとがありましたら、遠慮なくお電話下さい。尚、WEBでの受付は15日まで停止しております。通常再開は18日(火)からです。お手数をおかけいたしますが、お電話にてのお問い合わせをお願いいたします。
 日本人にとって、故人がお里帰りをするお盆は特別は期間ですね。その特別な期間にお口の事でお困り無いようと願っております。もしもお口の事でお困りの方はお気軽にお問い合わせください。いいづか歯科では皆様がコロナ禍の最中ではありますが、心穏やかにお過ごしになることを祈っております。

お電話でのご予約・お問い合わせ  022-342-0314
診療時間
9:00~13:00

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14:30~18:30

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※ ▲・・・木曜午後は15:00~18:30(毎月最終木曜日は午後休診)
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